FX・日経225先物の分析・検証と自動売買を支援

岡三RSSを用いた自動売買PCの再検討

岡三RSSを用いて日経225先物の自動売買ソフトを開発し、その運用をしています。岡三RSSはエクセルのアドインなので、自動売買ソフトはエクセルで作られています。その運用には、常時エクセルを稼働させておかなければならず、動作の安定性の観点から専用のPCを準備しています。エクセルが動けばどんなPCでも良いかと思って、前回は格安PCでの運用を検討し実践しました。

(前回検討したノートPC)

しかし、相場が急変したときに岡三RSSからの情報が処理しきれなくなり動作が不安定になってしまうことが多発しました。

そこで、再度、専用PCの検討をし、購入、運用をしてある程度の安定感を確認できたので公開します。

失敗したPCの復習

CPUはインテルのcore i5-8260U 8スレッド 1.6GHz

エクセルの計算にはCPUの性能が肝。8スレッドあるので十分な処理能力があると思っていました。しかし、実際に運用してみると想定していた処理時間の2倍程度必要だったこと。さらに、常時計算しているのでCPUの温度が上昇してしまい、CPUの能力が十分に発揮できない現象が発生しました。その結果、動作が不安定になり、岡三RSSから送られてくるデータを反映できない現象にまでなりました。

この経験から、上記CPUの2倍程度の速度があること。冷却機能があるデスクトップ型にすることを検討しました。

再検討によって厳選したPC

CPU内のスレッドの多さ、発熱、コストの観点からCPUはAMDのryzenシリーズを選択。

特に、ryzen7 PRO 4750G はかなりお得。

このCPUを搭載していて、安かったのがHPの価格com限定モデルでした。

値段は日々で変わるし、販売終了もあるので注意が必要だが、私が買った価格は込々で8万円程度でした。かなりコスパが良かったです。

https://jp.ext.hp.com/desktops/business/prodesk_405_g6_sf/kakaku/?jumpid=st_cm_p_af_kkc

まとめ

岡三RSSを用いたエクセルの自動売買ソフトにはCPU、メモリ、冷却性能があればよいことが分かりました。スペックだけまとめると下記になりました。

<最終的な必要スペックまとめ>

CPU ryzen7 PRO 4750G 程度

メモリ 16GB

ケース デスクトップ型

注意していただきたいのは、ここで紹介したPCでも100%の安定動作を確保できるのもではありませんでした。岡三RSSとエクセルを用いた自動売買ソフトでは動作の安定性に限界がありそうです。PCの処理能力不足による動作の不安定性は、PCスペックを上げることで解決しましたが、岡三RSSとエクセルによる動作の不安定性は不可避でした。もし、自動売買をされるのであればこの点をご留意ください。